Inside the Publishing Revolution: The Adobe Story
Book cover: Inside the Publishing Revolution
Peachpit Pressの翻訳本新刊!
アドビ創立20周年にちょうど合わせるかのように、(株)アスキーからPeachpit Press新刊の翻訳本「The Adobe Story〜出版革命をデザインした男たち〜」が出版されます。このイラスト満載の美しい本は、現代の出版革命を探求しつつアドビの歴史を記念する内容となっています。テクニカル・ジャーナリストのパメラ・フィフナーが書き下ろしたこの本は、Adobe® PostScript®言語の誕生に始まり、現在私たちがコミュニケーションする上で欠くことのできない道具となっているAdobe Photoshop®など、さまざまなソフトウェアの開発にも言及しています。

詳細は/ご購入はアスキーストア

第一章:始まり
「革命というのは得てしてそういったものではあるが、出版というものをその根底から変えてしまったその根元には、心から変革を求める一人の個人が存在した。いやこの場合、二人の個人と言うべきであろう。そして革命家が得てしてそうであるように、この二人もまさに絶好の時期に、絶好の場所で出会ったのである。二人が出会ったのは1970年代の終わり、カリフォルニアのシリコンバレーだった。それは科学者やエンジニアたちが、大胆な変革の種を播き育てるための肥沃な土壌を探し求めていた時代だった。アドビ システムズの創設者たちは、確かにあごひげを生やして反体制派を気取ってはいたが、典型的な破壊活動家というわけではなかった。彼らは思慮深く、しかも夢を持ち、その夢を実現させるための気力も充実した、どちらかと言えば体制派と言ってもいい人物だった。」
「Inside the Publishing Revolution: The Adobe Story」より
John Warnock and Chuck Geschke
1982年12月、ジョン・ワーノックとチャールス・ゲシキは独立して活動を始め、アドビ システムズを創設。現代における出版界のパイオニアは、人々のよりよいコミュニケーションを支えながら、創立20周年を迎えた
We were prototypical scientists in that we wanted to have an impact. We weren't in it for financial gain. —Chuck Geschke, Chairman and Founder, Adobe Systems Incorporated
David Hockney
コンピュータを利用して、イラストレーションやアートワークの作成を行うようにデザイナーの業界を説得しようと、アドビは業界トップのアーティストたちをキャンパスに招いた。1990年のPhotoshopインビテーショナル参加者。(左から)画集出版のニコラス・キャラウェイ、アドビ・タイプディレクターのサマー・ストーン、イメージングのエキスパートであるアレクシス・ジェラード、愛犬のダックスフントを抱いた画家のデイビッド・ホクニー

If anyone had told me 20 years ago today that we would have a fundamental impact on the publishing industry, I wouldn't have believed them. —John Warnock, Chairman and Founder, Adobe Systems Incorporated

Steve Jobs, Chuck Geschke and John Warnock
PostScriptを搭載したLaserWriterの発売直後にやってきた、アップルコンピュータ 社長兼CEOのスティーブ・ジョブズ。彼はこの技術に当初から注目していた。「そこで見たものに私はただただ圧倒されました」とジョブズは語っている
When we all saw that first sheet of paper come out of the LaserWriter, we knew we were going to hit it out of the park. —Steve Jobs, CEO, Apple Computer
Pamela Pfiffner Inside the Publishing Revolution: The Adobe Story(Adobe Press, 2003)
Peachpit PressおよびPearson Education, Inc.の承認により引用

※当ページはAdobe.com(米国サイト)上の書籍紹介ページを独自に翻訳したものです。原書からの引用の部分は、書籍の訳文とは異なります。